NPO法人東大駒場保育の会
東大駒場地区保育所
子ども時代を子どもらしく
ヘッディング 1
入園を検討中の方へ
当保育所では1971年の設立以来、「子ども時代を子どもらしく」という一貫した保育理念に基づき子ども達を育ててきました。予算も人手もなく所謂「手弁当」で一歩を踏み出して以来、様々な紆余曲折を経て50年余が経過しました。
2004年以降は東京大学男女共同参画施設としての現園舎で、NPO法人が設置運営する東京都認証保育所として日々様々な実践を重ねています。
無農薬や有機野菜を中心とした食材で食事やおやつを作り、安心で安全な食に心がけています。またしっかり遊んでしっかり食べることに力を入れ、大学キャンパス内という恵まれた環境で、自然と存分にふれあう遊びや体験を大切にする保育に取り組んでいます。
子どもの遊び、生活を保障する保育には手間も時間も労力もかかります。
園(保育者)と保護者(家庭)が協力しあって実現するものというのが当園の考えです。「事業者がお得意様にビジネスとして提供するサービス」ではなく、「コスト削減を優先した経営」では実現し難いことをご理解いただきたく思います。詰め込みにならない保育にこだわり、クラスの子どもたちひとりひとりを熟知した士気の高い常勤保育士の十分かつ継続的な確保に、保育料と補助金を活用したいと考えています。
私共の考えるこのような保育にかかるコストは、時に応じ、保護者の方々の協力を得て確保してきました。過去の例ですが、運営資金調達のために職員や保護者が大学構内で学生の解剖実習用のミミズを捕集し生物教室に買い上げてもらったこともありました。現在では、こまばでEco(父母会主催)、環境整備への参加などの形で保護者の方々にご協力いただいております。2013年度及び2019年度の保育料改定(値上げ)の際は、保育の質を確保するための必要負担として保護者による議論も経て決定に至りました。
また、日々の負担として乳児クラスの洗濯物の量には驚かれながらも保護者たちの語り草になっています。
東大駒場地区保育所に入園を検討される際は、「保育園と保護者が力を合わせて質の高い保育を担う」という当園の考えをご理解の上ご判断いただければ幸いです。
東大駒場地区保育所
施設長 落合秀子